「虫の鳴き声の高さ」

もうすぐ夏本番ですね。
夏になると至る所からいろいろな虫の鳴き声が聞こえてきます。
今回は、虫の鳴き声の高さ(周波数)に着目してみました。

鈴虫の鳴き声の高さ:約4,000Hz
コオロギの鳴き声の高さ:約5,000Hz
キリギリスの鳴き声の高さ:約9,500Hz
セミの鳴き声の高さ:ピークは約4,000~5,000Hz

これらに対して、電話が通す音の周波数の範囲が300Hz~3,400Hzですので、これらの虫の鳴き声は電話からは聞こえません。

逆に、最近の高性能なビデオカメラなどでは録音の帯域が十分に広いため、虫の鳴き声もしっかり録音されます。
例えば、セミの鳴き声は高い帯域がかなり耳障りに感じることもあると思います。 その場合は、音響処理のツールなどで高域部分をカットしてみると、多少は耳障りな感じを抑えることができます。

高域部分カット前

高域部分カット後

先日、かなり久しぶりに故郷の田舎町を訪れたところ、当時は雑木林だった場所が全て住宅やマンションになっていました。
当時はかなりうるさく聞こえていたセミの鳴き声も、もうそこでは聞けなくなると思うと寂しい限りです。
最近は厳しい情勢が続いていますが、虫たちが共存できるような、自然に配慮した街が増えていくといいですね。

(南)

「電車内での電話」

最近引越しをして、電車に乗っている時間が長くなりました。
そのせいか電車内で電話を使っている人をよく見かけるようになりました。

あまり気にしないという方もいますが、私は結構気になってしまいます。腹が立つ、という意味ではなく本を読んだりしていても意識がそちらに向いてしまいます。

しかし一方で、電話ではなくその場でおしゃべりしているのはそれほど気になりません。声の大きさはそう変わらないと思うのですが、なぜ感じ方が違うのか不思議でした。皆さんはそのような経験はないでしょうか?

かつて心理学を学んでいたという知人に酒の肴でこの話をしたところ、以下のような回答が返ってきました。

なんでも人間の脳は無意識に会話を予測しようとしてしまうらしく、会話のうち一方の話し手の声のみが聞こえるような場合では、不完全で断片的な情報から予測しようと脳が頑張ってしまって意識がそちらに向いてしまいがちになるそうです。

なるほど、言われてみればそんな気がします。
少し調べてみたところ、似た内容のニュース記事も見つかりました。(ニュース記事ですのでリンクが無効になっている可能性もあります。)

Be kind: text, don't call(※英語です)

他人の電話の声に苛立つ理由は「会話の半分しか分からないから」

などと考えているとますます気になるようになってしまいました。
もちろん電車内での電話の使用は控えた方がいいですが、どうしても気になってしまう場合はあえて意識的に内容を予測しようとしてみるのも面白いかもしれませんね。

(囿)

「選手を悩ます音」

もうすぐサッカー・ワールドカップが開幕します。

先日、南アフリカの民族楽器ブブゼラが選手たちを悩ませているというニュースを見ました。
ブブゼラは、プラスチック製のラッパのような楽器で、127デシベルという非常に大きな音が出るそうです。観客の多くがこのブブゼラを吹きながら観戦する為、監督や選手同士が声でコミュニケーションするのが困難なのだそうです。

この127デシベルというのが、どのような測定方法での値なのか分かりませんので、単純に比較できませんが、騒音レベルの目安として以下のように言われています。

100デシベル 電車が通るときのガード下
110デシベル ヘリコプターのそば
120デシベル 飛行機のエンジン音の近く
(出典:http://www.city.hitachinaka.ibaraki.jp/0601kankyo/otomeyasutext.html)

集中を妨げるからブブゼラを禁止してほしいという声もあったようですが、ブブゼラは南アフリカのサッカー文化の一部だというのがFIFAの考え方のようです。
テニスやゴルフは、選手の集中を妨げないよう静かに観戦するのがマナーのようですので、観客の発する音についての考え方は、スポーツによって様々ですね。

声でコミュニケーションがとれないとなると、日頃の練習・経験と身振り手振りが頼りになるのだと思いますが、頑張ってほしいところです。

(光)

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