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最近の東京アクセント

最近、若者の話す言葉が理解できない、というような話を良く聞きます。話す言葉だけではなくて、近頃はブログやメールなどで「読み書きする言葉」に触れる機会も多いですが、こちらも特殊な記述方法による読み書き言葉をよく見かけます。

話し言葉の場合、言葉の「語彙」と「アクセント」の両面から変わっていきます。語彙のほうはわかりやすいですが、アクセントの変化は微妙なことがあって、気づかないうちに変わっていた、ということが良くあります。

たとえば「ドラマ」って皆さんはどう発音されますか? あまり若い人は実感ないと思いますが、昔は「高低低」で「ドラマ」でした。最近は「低高高」で「ドラマ」ですね。

また、「パンツ」を「高低低」で発音すると下着ですが、「低高高」で発音するとズボンの意味で使われてるんじゃないでしょうか。

これらはアクセントの変化の代表的な「平板化」と言われるもので、単語の二拍目でアクセントが高くなったら、後は高いままというアクセントとして分類できます。

何でこうなるかというのは明確にわかっていないんですが、多分「めんどくさいから」です。平板でない話し方は、アクセントを「高」から「低」に下げる位置を覚えておかなければいけませんが、平板な話し方の場合、二拍目で「高」にしたら、後は「高」のままです。

こんなことを書くと「やっぱり近頃の若者は…」と思われる方も多いかもしれないですが、アクセントなんて昔らかコロコロ変わっています。

たとえば昔は「打ち負かす」を「低高高高高」と発音していましたが、今では「低高高高低」です。いつの時代でも、年寄りは「近頃の若者の言葉遣いは…」と思っていたに違いありません。                                                                                                                                                                     (渉)

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