« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »

2005年11月

音楽と動きの融合「リトミック」

「リトミック」はスイスの作曲家によって提唱された音楽と動きを融合した音楽教育の考え方です。身体で音を感じて心と体の調和を促す目的もあり、日本では子供の幼児教育の一環として有名かもしれません。私も娘が生後6ヶ月から2年ほど教室に通い、ピアノの音に合わせて名前を呼ばれ返事をするところから始まり2歳をすぎたころには音階を身体全体で表現し、楽器を使いリズムをとったりしました。

娘は今も音楽が大変好きですが、その表現力には驚かされます。ポップミュージックが流れると左右に身体をゆらして踊り、ハワイアンは胸に手をあて目を閉じてゆったりと手を動かす。映像をほとんど見せたこともないのに、ラップのときは少し腰をおとして前後に動いたり、ハードロックを聞くと髪を乱して頭をふる。クラシックは・・・寝る(ここは母譲り)。

「リトミックの成果ね」などという人もいますが、教室にいった子もいかなかった子も音楽が流れると子供は皆同じように表現する。本来生まれつきもっているもので大人は恥ずかしがっているだけなのかもしれません。

(晶)

mail

ドラマと音楽

テレビッ子の私は、最近韓流ドラマにはまっています。何故なら俳優も素敵ですが、ドラマで流れる音楽がとてもいいと思うのです。

冬のソナタや美しき日々や天国の階段など、音楽だけ聴いていてもしんみりと心に染み渡って癒される感じがします。日本では考えられない「冬のソナタコンサート」や「美しき日々コンサート」があるのもわかるような気がします。

皆さんも、音楽で思い出すドラマはありませんか?

(晴)

mail

平均律と純正律

音楽の楽しみの一つは美しいハーモニーだと思いますが、ハーモニーを構成する音階に、幾つもの種類があることは意外と知られてないのではないでしょうか?

昔から、二つ以上の音を一緒に鳴らすとき、その周波数の比率が単純な整数比率だと響きが良い、と言われてきました。

それでは、ということで和音が美しくなるように、ドとソの周波数比を2:3、ドとミの周波数比を4:5のように決めた音階を「純正律」といいます。たとえば純正律でドミソの和音を出すと、周波数比は4:5:6になります。

純正律は単純な整数比率になる音の組み合わせが多く、きれいな響きが得られやすいのですが、いろいろと弱点があります。たとえば音の組み合わせによってうなりのような音が聴こえてしまったり、音程の幅が一定でなく、音の並び方が不均等なので、転調や移調がしにくいといったことです。

こういった弱点を克服するため、いろいろな人がいろいろな方法で音階の定義の仕方を考えてきました。そのうちのひとつで、現在最も普及しているのが「平均律」です。

平均律は1オクターブの音程を均等な周波数比で分割した音律です。半音の比率は常に1:1^(1/12)(2の12乗根)になります。ですので、平均律のドミソの周波数比ははおよそ4:5.04:5.99となって、純正律から比べると明らかに響きが劣ります。ある意味、妥協の産物といえるでしょう。

しかし音程の幅が一定なので、どの音の間でも同じ音程なら同じ響きになりますし、転調や移調もできます。

たとえば調律のとき、純正律だったら二つの音を同時に鳴らして、うねりが聞こえなくなるようにすれば簡単に調律できますが、平均律だとそうはいきません。ピアノの調律は専門家が行うのは、こんなことも理由になっています。

(渉)

mail

絶対音感

何年か前に最相葉月著の『絶対音感』という本がベストセラーになりましたが、その時初めて絶対音感という言葉を耳にした方も多いと思います。

絶対音感は、20万人に一人が持っているといわれている能力ですが、6才以下の子供には訓練によってかなりの確率で身に付けることが可能となります。絶対音感が身に付けば、音楽に親しみやすく色々な楽器に取り組みやすくなります。例えば楽譜を見なくても耳で聴いただけで楽器を弾くことが可能となり、長い曲が楽に暗譜出来ます。

一方、絶対音感の習得期を過ぎた年齢(7才以上)からは、相対音感を身につけていくことが必要となります。この相対音感は最初に聞いた音を手がかり(基音)にして音の高さ低さを感じる能力です。絶対・相対音感の両方を持つことで、演奏・鑑賞・作曲に至るまでの音楽に対する喜びの幅が広がるといわれています。

人生もまた、より充実させるためには自分自身の中の絶対的尺度を持ちつつ周囲に合わせる相対感を持つことが必要なのではないでしょうか。音楽の上だけでは絶対音感を既に身につけ、相対音感の習得へと向かっているわが子を横目でながめつつ何でも人生に結び付けてしまう母でした。

(晶)

mail

表現する喜び

いま脚光を浴びているジャスピアニスト、上原ひろみさんという若い女性がいます。力強くピアノを弾く姿は心から音楽を楽しんでいて、見ていてとても気持ちが良い。そんな彼女が子供の時、ピアノの先生がこんな教え方をしてくれたそうです。

「はい、ここはお母さんみたいに優しく弾いて」 
「ここはお父さんみたいに」 
「太陽が少しずつ顔を出すみたいに」

そんな風に、気持ちや情感をピアノで表現することを知っていったのだそうです。音楽の楽しみを教えてくれる先生、素敵ですね。

楽しそうにピアノを弾く上原さんですが、好きな言葉は「努力、根性、気合」だそうです。ひとかたならぬ努力と表現する楽しみが結びついて、花開いたのでしょう。

                                    (津)

mail

ピアノが楽しく思えたとき

小学生の頃に習っていたピアノ。先生が気分屋だったこともあり、レッスンの時間がとても憂鬱で早々にやめてしまいました。嫌いだったピアノですが、ペダルを踏んで曲を弾けるようになったときの嬉しさだけはよく覚えています。

ピアノの3つのペダルのうち、一番右のペダル(ダンパーペダル)は音量を大きくさせ、響きを豊かにする効果があります。「ダンパー」は音を消す部品で、鍵盤を押すとハンマーが弦をたたいて振動させるのと同時に、ダンパー・ワイヤーを持ち上げます。逆に鍵盤を離すと、ダンパーがおりて弦の振動を止めて音が消えます。ダンパーペダルを踏むと、ダンパーが弦から離れて戻らなくなるので、鍵盤から指を離しても弦の振動が長く続いて響くという仕組みです。

音が響くのが楽しく、上手く弾けたようになった気分になるので、楽譜にペダル記号がかかれていない部分でも、やたらとペダルを踏んで幼ながらにピアノを弾く自分とその音に酔っていた気がします。それに、背が小さいと足がペダルまで届かないので、少し大人になった気分を味わえるんですよね。

今では「ねこふんじゃった」も弾けるか怪しいほど遠ざかっていますが、実家に帰った時は久々にふたを開けて、ペダルを思い切り踏みながら小学生時代に戻ってみようかと思います。

                              (柏)

mail

コンサートの当日に練習?

コンサートの開演は18:30頃。でも演奏家は午前中からホールに入って何かしています。何をしているのでしょうか?曲をまだよく覚えていない?指使いに不安なところがある?一流の演奏家がまさか曲の練習?

 実は、演奏家はその日のホールの音響特性にあわせて、舞台の上で演奏する位置や方向、それから演奏方法の調整を繰り返し行っているのです。

 では、ホールの音響特性とはなんでしょうか?ホールでは演奏者から聴取者に届く音に2種類の音があります。ひとつは直接音、もうひとつは間接音です。間接音とは、楽器から出た音がホールの壁、天井、床に反射して、聴取者に届く音のことです。直接音は読んで字のとおり。ホールのコンサートでは、聴取者に届く音の約9割が間接音なのです。どのような間接音が聴取者に届くかがホールの音響特性と言えます。

 難しいことに、この音響特性はホール毎にかなり違っています。また同じホールでも天候によって音響特性は変わります。午前中は晴れていても、夕方から雨になることもあります。しかも、ホールの音響特性はお客が入ると変わります。演奏家はさまざまな条件を考慮して、本番の間接音をイメージして午前中から調整していたのです。

(太)

mail

調律の話2

(斎)さんの記事「2005年10月15日(土)掲載」を読み、「ピアノの調律」に興味が出たので、私の視点で少し調べてみました。「調律」とは、楽器の各音の高さや音色を正しく整えるという意味。弦楽器の場合は「調弦」、「調音」も同じ意味で使用します。「調音」のもう1つの意味は、声帯から唇に至る音声器官の形状を変えて個々の言語音を作り出すこと。全く意味が違いますが、音を出すという点では繋がってますね。ピアノの調律は、美しい音色・響きの調整だけではなく、鍵盤のタッチの調整も含まれるそうです。

ピアノの演奏家にとって、鍵盤にタッチする感覚がずれることは命取り?。タッチの差で音色・響きが大きく変わるからかな!(駄洒落)

                                (横)

mail

« 2005年10月 | トップページ | 2005年12月 »