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絶対音感

何年か前に最相葉月著の『絶対音感』という本がベストセラーになりましたが、その時初めて絶対音感という言葉を耳にした方も多いと思います。

絶対音感は、20万人に一人が持っているといわれている能力ですが、6才以下の子供には訓練によってかなりの確率で身に付けることが可能となります。絶対音感が身に付けば、音楽に親しみやすく色々な楽器に取り組みやすくなります。例えば楽譜を見なくても耳で聴いただけで楽器を弾くことが可能となり、長い曲が楽に暗譜出来ます。

一方、絶対音感の習得期を過ぎた年齢(7才以上)からは、相対音感を身につけていくことが必要となります。この相対音感は最初に聞いた音を手がかり(基音)にして音の高さ低さを感じる能力です。絶対・相対音感の両方を持つことで、演奏・鑑賞・作曲に至るまでの音楽に対する喜びの幅が広がるといわれています。

人生もまた、より充実させるためには自分自身の中の絶対的尺度を持ちつつ周囲に合わせる相対感を持つことが必要なのではないでしょうか。音楽の上だけでは絶対音感を既に身につけ、相対音感の習得へと向かっているわが子を横目でながめつつ何でも人生に結び付けてしまう母でした。

(晶)

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コメント

僕は絶対音感について知っている事だけを書きます。僕はピアノを「ド」と弾かれると、ピアノが「ドー」と言っているように聞こえます。そのように聞こえても、僕は生まれつきそう聞こえるのでぜんぜん変な風には感じません。それから、救急車の「ピーポー」という音が「シーソー」に聞こえる事があります。(でも「ピーポー」と聞こうと思えばそういう風に聞こえる事もあります)ベートーベンやショパンの曲を聞いていると、それが言葉になって聞こえます。例えば、子犬のワルツなら「ギス(ソ#)ベ(シ♭)ギス(ソ#)ソチス(ド#)ドベ(シ♭)・・」という風に聞こえるのです。オーケストラではいろいろな音がありますが、ある楽器と決めるとその音だけが言葉になって聞こえてきます。

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