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耳の自動訂正機能

私たちが言葉を聞いているとき、一音一音を聞き取っているわけではありません。その証拠に、まったくランダムに発せられた仮名の音を聞き取ることはできません。

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私たちは、すでに耳にしたことのある音の列を基にして、まずは、次に来る音を予測しながら、言葉を理解しようとしていると考えられています。この過程において、音が聞こえづらい場合などに、予測に頼ろうとするあまり、より馴染みのある音への置換が起こることがしばしばあります。

これは、ちょっとした聞き間違えや、外国語の曲が日本語のように聞こえたりする現象として経験された方も多いでしょう。

しかし、この無意識のうちに行われる予測→置換は、いわば「耳の自動訂正機能」として、人間のコミュニケーションを円滑に行うために、重要な役割を果たしています。新しい「若者言葉」や固有名詞、外国人の名前など、初めて聞く言葉に対して、最初に聞いた時こそ戸惑いますが、次からは案外、違和感なく聞いて理解しているはずです。

最後にちょっとした実験を。去年であれば、もしかしたら聞き取れなかったかもしれません。

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すっかり耳馴染みとなった今では、多少音が違っていても、もうそのように聞こえませんか。特に印象的なあの「技名」は。

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(佐)

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