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2006年9月

「音楽を奏でる電車」

先週末に久しぶりに私鉄に乗る機会がありました。ホームから電車に乗り、さあ発車と手すりを掴んで電車が走り出すのを待ちました。電車が動き出し加速すると同時に、そばにいた子供が、何やら歌い始めました。それも音階をふんで、何やらハミングをしているようでした。電車が加速域を超え、巡航スピードに達すると、子供も歌うのを止めました。

実はよく聞いてみると、この電車は発車し加速する時に「♪ファソラシドレミファソ~♪」というような音階を奏でていたのです。

加速時の音(7秒)

後で分かった事ですが、この電車は、補聴器で有名なドイツ、シーメンス社が加速時に発生するインバータの不快な音を解消しようという目的と、保守面で「インバータの状態を音で確認できるようにした方がよい」との理由で作ったインバータを搭載しており、あのメロディーを奏でているとの事です。

一部では「歌っているみたい」「ドラクエのレベルアップのときみたい」などと、聞こえ方は様々なのですが、これまでの電車のイメージを変え、とても新鮮に感じられました。因みに日本では、騒音対策は音を消す方向に技術開発が行われており、このようなインバータが国内企業で製造される可能性は無いとのことです。

もちろんシーメンス社は音を消す事も出来るらしいのですが、チューニングすれば、「ファソラシドレミファソ~」ではなく、ベートベンもビックリ、あの「エリーゼのために」を加速時に演奏させることも可能だとのことです。開発に要する経費はどちらが大きいのか分かりませんが、騒音対策に対する日本とドイツの発想の違いに驚かされました。電車のモーター音を心地良い物に変えることが出来れば、新しい騒音対策にもなり、ひょっとして自殺、犯罪予防の効果にも役立つのではないでしょうか。

西洋の技術を真似することから始まった日本の技術開発は、その技術を育てた文化、発想の違いをもう一度見直してみる必要があるのかもしれません。

(白)

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「虫の声」

いつの間にか朝夕は涼しくなり、日が暮れれば秋の虫の音が聞こえてくるようになりました。日本には、秋の虫の音を楽しむという風流な文化があり、虫に関する多くの擬音があります。

「蟲のこゑ」(文部省唱歌)
一、
  あれ 松蟲が鳴いてゐる
  ちんちろちんちろ ちんちろりん
  あれ 鈴蟲も鳴き出した
  りんりんりんりん りいんりん
  秋の夜長を鳴き通す
  ああ おもしろい蟲のこゑ
二、
  きりきりきりきり こほろぎや、
  がちやがちやがちやがちや くつわ蟲、
  あとから馬おひおひついて
  ちよんちよんちよんちよん すいつちよん
  秋の夜長を鳴き通す
  ああ おもしろい蟲のこゑ

ある世代以上だと、この虫はこう鳴くという擬音がすぐに連想できると思いますが、私はちょっと怪しいです。近所では「リリー、リリー」という虫の音がよく聞こえますが、その擬音に当てはまるのは、どうやらアオマツムシのようです。

「虫が鳴く」と言っても、口ではなく、羽をこすり合わせることによって音を出しているのですが、「鳴く」という表現にも趣がありますね。

(佐)

「イルカの声」

先日、久しぶりに水族館へ遊びに行き、イルカのショーを見る機会がありました。イルカ達の華麗な演技を見ていると童心に帰ってワクワクしてしまいます。

ところでイルカ達はどうやってタイミングを合わせているか知っていますか?実は声を使ってタイミングを合わせているのです。

イルカの声は「ホイッスル音」「クリック音」「層状音」の3つに分ける事ができ、「ホイッスル音」は“ピーピー”と口笛のように聞こえ仲間とのコミュニケーションに使われています。

この「ホイッスル音」で隣りの仲間とタイミングを計り華麗なジャンプをきめているそうです。

イルカの声(17秒)

水の中では光よりも音の方が遠くへ伝わりやすいため、目でタイミングを合わせるよりも音の方がタイミングを合わせやすいんでしょうね。

一見、海の中は静かなイメージがありますが意外と色々な音が飛び交っているかも知れません。

参考
クリック音:“カチカチ”と物を叩いたような音に聞こえ、餌や障害物の存在を知るのに使います。
層状音 :低い唸り声のような音に聞こえ、興奮状態時や求愛時などに発せられます。

(寿)

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「突然の雷、その距離は?」

夏と言えば突然の夕立に遭うことがあります。

夕立は夏の強い日差しによって午前中から昼間にかけて地上の空気が上昇し、上昇した空気は上空の冷たい空気で冷やされ積雲となり、それが発達して夕立をふらします。

中には雷を伴う強い雨もあります。

まずは、以前のblogで「音で気温を測る」を参照してみてください。気温が15度の時に340m/sです。夏だから気温は高く速度は違うのですが、「3秒でおおよそ1km」になります。

「ピカッー」っと光ったら「1秒・2秒・3秒・4秒・・・」と数えて「ゴロゴロゴロォォ」これで、大体離れている距離が分かります。

雷の音(16秒)

雷に気をつけながら雨をあがるのを待った後、青空が見え周りが一気に涼しくなると気持ちがいいですよね。

(秋)

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「夏の定番な音(セミの鳴き声)」

先日、秋田に行く機会がありました。8月もお盆を過ぎた後でしたが、まだまだそれなりに暑く、最高気温も30℃を超えて、秋田も暑いんだなと、当たり前のことに気がついた。勝手な思い込みで、「東北は寒いところ」としかイメージしていない自分の馬鹿さ加減にも、あきれて苦笑いです。

ところで、暑い秋田でしたが、なぜか「夏らしさ」を感じなかった部分がありました。それは、市内では、全く「セミ」の鳴き声が聞こえなかったのです。東京ですと、都会の真ん中でも、「ジージー」、「ミンミン」と、それはもううるさく鳴いています。

この「セミの鳴き声」が無いと、私にとっては、本当の暑い夏という風景にぴったりと納まらないのです。これが秋田で「夏らしさ」を感じなかった理由です。私にとって、夏の定番な音は「セミ」なのです。みなさんにとっても、こんな時には、こんな音が定番というものがありますよね。

たとえば、こんな音。(ビールの栓を抜く音)(3秒)

ちなみに、秋田出身の人に尋ねたところ、ちゃんと秋田市内でも「セミ」は、うるさく鳴いているそうです。ただ、東京に比べて早めに「セミ」の鳴く時期が、終わってしまうのだそうです。それから、クマゼミの北限は、昔は神奈川県(箱根あたり)とのこと、最近は地球の温暖化で、関東地区にも進出しているとか。

(鈴)

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