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2006年11月

「秋を感じる音」

めっきり秋です。
朝晩は急に冷え込み、コートが必要な時期になってきました。

私などは「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」で食欲で秋を感じるわけですが、古人は「音」で秋を実感じたようです。

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
  ~藤原敏行 古今集~」
「夕月夜(ゆふづくよ)心もしのに白露の置くこの庭に こほろぎ鳴くも
 ~湯原王(ゆはらのおおきみ) 万葉集~」
教科書でみたことありますねぇ。

また(佐)さんの「虫の声」で掲載されていた
「あれ 松蟲が鳴いてゐる
ちんちろちんちろ ちんちろりん・・・」
も、そうですね。

ちなみに「虫の声」は、欧米では単なる騒音として受けとられ、日本人のように楽しむことはないとのこと。これは西洋人が「言語系」を左脳で「言語系以外のすべての音(虫の音を含む)」を右脳で区別してとらえるのと異なり、日本人は「言語系」も「虫の音」も左脳で判断するからとのことです。

最後に忙しくて、虫の声をゆっくり聞くことのできない皆さんにこんなページをご紹介します。マニアックです。
虫の音WORLD

(一)

「声が印象的なテレビCM」

テレビを見ていると、いやでも目に飛び込んでくるCM。真剣に番組を楽しんでいる人には邪魔なものでしょうが、私は結構このCMが好きなのです。

人気アーティストの最新曲や懐かしいヒット曲をBGMに、クリエーターたちが知恵を絞ったショートストーリーが展開され、最後に商品や企業名がアップになって終了・・・。だいたいはこんなパターンなのですが、そのショートストーリーが気が利いていて面白く、「続きはネットで!」なんて言われると、商品自体に興味がなくとも、ついHPを見てしまいます。(まんまとクロスメディアの宣伝方法に乗せられている訳ですね)

しかし、そんな凝った演出のCM全盛の中で、シンプルで逆に印象に残るCMがあります。

それはトイレの消臭剤や喉の薬などを出している製薬会社のCM。その会社のCMは、派手な演出、ウケを狙った演出は全くありません。BGMも非常に控えめ。なかにはBGMが全くないものすらあります。おそろしく滑舌のよいナレーターが商品の特長を語り、生活感溢れるタレント(時には一般の人)が商品の感想を語るだけ・・・。そんな昔気質(!)なCMなのです。
一見地味ですが、音楽を多用したほかのCMの間に流れると、力強いナレーターの声と、実感のこもった使用者の声がすっきりと響いて、どんな商品なのかが一発で伝わる秀作です。商品の売れ行きを決めるのは「口コミ」だとよく言いますから、やっぱり人間の声って、リアルでもっとも大事な要素なのかも知れませんね。

ちなみにこの製薬会社は、自社HPで全テレビCMを公開しています。商品のネーミングも「ダジャレか!」とつっこみたくなるほど面白いので、ぜひチェックして下さいね。
http://www.kobayashi.co.jp/

(幸)

「ヘッドホンで聴く音楽」

「ズンズン」「シャカシャカシャカ」(17秒)

朝の電車通勤時、一番腹立つのがこんな音が聴こえるとき!! 3人以上先の座席に座っていても聴こえてくるような音量で音楽をヘッドホンから流している当の本人は熟睡していることすらあります。信じられません。

乗車時間40分弱は、私にとって貴重な睡眠時間。これを邪魔されたらたまったものではないので、ヘッドホンをつけた人の近くに座るのは避けるようにしています(怒)。

このように聴き続けることは、やはり耳に悪いのは確かです。「騒音性難聴」という耳の病気は、大きな音の出る工事現場で働く人や、コンサート会場や遊園地などのスタッフなどに見られる職業病ですが、最近はこの携帯音楽プレーヤーが原因となる場合も多いようです。

私も中高生の頃は、夜、walkmanで音楽を聴きながら寝ていました。いつからか人の話を聞き返すことが多いなと気づき、思い当たる原因は walkman生活。大音量ではないにせよ毎日のこと、音楽をかけたまま気づいたら朝、ということも結構ありました。耳には相当負担がかかっていたのでしょう。

公共の場でのヘッドホンの音漏れは周りに迷惑をかけるだけでなく、大音量で直接耳にあてて聴くことで、知らないうちに自分の体にも影響を与えているかもしれません。

遮音性の高いヘッドホンを使うなどのマナーを守るのはもちろんですが、音楽の楽しみ方を少し振り返ってみるのはいかがでしょうか。

(柏)

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「自分の名前に反応する脳」

今週からバレーボールの世界選手権が日本で開催されました。日本ではバレーボールはすごい人気であり、開幕戦ということも相まって、日本への応援は凄まじいものがありました。

それを見ていて思い出したのですが、あるテレビ番組で、応援(声援)の効果についての実験をしていました。その実験内容は、応援で名前を呼ばれると、脳の中の言語中枢(聴覚性言語中枢)が刺激され、その刺激の伝達により、各運動中枢も刺激され活性化されるという話でした。

スポーツの試合後のインタビューなどで、「応援に勇気を与えられた」「応援から力をもらった」とよく聞きます。マラソンでもレース終盤に沿道の応援に後押しされるとも聞きますが、それも根拠の1つのなのかもしれません。

応援のようなプラスな言葉ではなく、野次のようなマイナスな言葉でも、十分に刺激を受けるそうです。海外の野球やサッカーでは、ホームの選手には大きな声援を送りますが、反対にアウェイやビジターの選手にはブーイングが当たり前だったりします。

試合をしている選手は、相手のファンがその選手に送った野次に対して、自分に対する悪口だと認識することで奮起し、よりアグレッシブなプレーができるそうです。(選手の中には集中できなかったり、へこんでしまう人もいるそうですが...)

最近では、日本人が色々なスポーツの海外のリーグへ移籍、挑戦したりしています。最初は移籍先の言葉がわからないため、試合中に観客が自分の名前を叫んでいることに対し、熱い応援だと思い込み、気持ちよくプレーをしていたそうです。しかし、しばらく経ってから、チームメイトや通訳から、その声援が実はひどい野次だったことを告げられて、びっくりしたことがある。という面白い話もあります。

掛布選手の応援(4秒)

運動会の季節は少し過ぎてしまいましたが、スポーツをする機会があり、家族や友人が参加しているときは、ぜひ応援で名前を呼んであげましょう。予想外の好プレーが見られるかも知れません。

(土)

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