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「関西人検出アルゴリズム(その1) ~母音の"う"~」

「あいうえお」を力を抜いて発音してみてください。「う」を発音するときのあなたの唇の形はどうなっているでしょうか?カガミで見ると分かりやすいです。唇を円くして前に突き出しているあなた、関西人ですね。あなたの「う」が世界標準です、ご安心ください。唇が平らになっているあなた、あなたの「う」は日本語の東京方言の「う」になっています。この「う」は、日本語に独特の音なんです。

では平唇の「う」と円唇の「う」は音響的に何が違うのでしょうか?下の図を見てください。両方の「う」を続けて発音しています。スペクトログラムの下から2番目と3番目の縞(第二フォルマントと第三フォルマント)の周波数が低くなっていることが分かります。

平唇の「う」と円唇の「う」、日本人が聴くと同じ「う」の音に聴こえます。でも外国人の方にはたいそう違う音に聴こえることでしょう。むかしむかし、関西の家電メーカが開発した音声認識装置が、東京支社の社員の声を認識しにくいという話がありました。「う」の音の違いが原因だったのかもしれません。

(太)

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