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2007年7月

「三線(サンシン)」

沖縄に旅行に行った際、衝動的に三線(サンシン)を買ってしまいました。

お店で3時間選びに選んだ挙句、気にいった音のものを購入しました。ところが横浜に持って帰ると、少ししっとりとした音に聞こえます。

サンシン(15秒)

沖縄の乾燥した暖かい気候の中では、軽やかな音に聞こえますが湿気の多く気温の低い本土では、音が低くなってしまようです。

この違いはなぜ発生するのでしょうか?

トランペットなど管楽器を吹き続けていると、呼気で温まってしまい音が上ずってしまうそうです。同様に私の購入した三線も気温の違いでピッチが低く聞こえるようです。

弦楽器なので弦の張りで調律できますが、同じ固体でも気温など風土の違いでずいぶん変わるものだと思いました。

ちなみに三線と三味線の違いは、三味線が犬か猫皮を張り撥で弾くのに対し、三線は蛇皮を張られており、爪で演奏するものです。演奏スタイルも違います。

飲み屋でたまたま隣に座った沖縄県人のおじさんから、こう伺いました。

「津軽は寒いでしょう?だから三味線は早く弾くの。
早く弾かないと寒くて死んじゃうからね。

沖縄は暑いでしょう? だから三線は、ゆっくりひくの。
早く弾くと暑くて汗が出て、死んでしまうからサー」

(一)

「奥大井川で収録したカジカ蛙の声」

夏の風物詩の声として親しまれてきたカジカ蛙の声が最近は各地の有名な生息地では聞かれなくなりました。これが蛙の声かと思えない綺麗な声で鳴きます。昔の川は綺麗でしたので、町の中を流れる川でも鳴いていました。仙台市内を流れる広瀬川で鳴くカジカ蛙の声は名物でしたが今は居ないようです。最近は深い山の清流にしか見られなくなりました。対照的な声で鳴く蛙としては沼に生息して牛の声のようにボオー、ボオーと鳴くウシ蛙(外来種、食用蛙)がいます。では奥大井川で収録しましたカジカ蛙の声をお聞きください。

・「カジカ蛙の鳴き声」:2007年6月16日 19時40分 奥大井川接岨峡温泉(14秒)

録音機材:Roland R-09、外部マイク:SONY ECM-T15
録音条件:44kHz、16bit、PCMステレオ録音

・「カジカ蛙」ついて:
山地の川沿いの森林などに棲み、昆虫やクモを食べる。雄は繁殖期になると渓流の水面上に出た石の上で鳴き、縄張り宣言をする。繁殖期は五月から八月頃で、その間鳴く。

・「収録情報」について:
朝早くから夜遅くまで鳴きます。川石の上で鳴きますが、録音しようとして近づくとすぐ川に飛びこんでしまうので、離れてしか録音ができません。今回は静岡県本川根町接岨峡温泉の大井川にかかる橋の上から夜収録したものです。

(河)

「奥志賀で収録したコノハズクの声」

夏の風物詩の声として親しまれていたコノハズクの声が15年位前から各地の有名な生息地では聞かれなくなりました。コノハズクは夏鳥として、東南アジアから渡ってきます。5月初旬~7月初旬に子育てするのに適した深い原生林が無くなり、原生林が残っても周りには道路ができて車の騒音が夜中じゅう聞こえ、原生林の周りが明るくなり子育ができ難い環境になったためと思われます。フクロウ科の鳥ですのでヘッドランプの明りは嫌うのだと思われます。

20年位前までは富士山麓の青木が原樹海では夜中じゅう鳴き声が聞けました。4年前に捜し求めましたが青木が原で声を聞くことができませんでした。周囲から自動車の騒音や光が入りこみ生息できない環境になっていると思われます。

3年前から場所をかえて夜には車が入らない奥志賀に絞り捜し求めた結果、現地の人からももう声が聞けないと言われておりましたが、今年ようやく奥志賀の3箇所で収録ができました。奥志賀で2匹が鳴いている貴重な音声を掲載しますのでお聞きください。遠くで鳴いているために声がかなり小さいです。

・「コノハズクの鳴き声」:2007年6月12日 21時40分 奥志賀(12秒)

 録音機材:Roland R-09、外部マイク:SONY ECM-T15
 録音条件:44KHz、16Bit、PCMステレオ録音

・「コノハズク」ついて:
全長約20cmの小さなフクロウ。「ブッ・ポウ・ソウ(仏法僧)」と鳴く、その鳴き声から「声の仏法僧」の別名を持つ。昔は鳳来山でコノハズクが鳴き名物になったことから、愛知県の県鳥に指定されている。近年は鳳来山でコノハズクが鳴いているという情報は無い。

・「収録情報」について:
夕暮れ時から鳴き出して、10時頃までしか鳴かなかった。前日鳴いた同場所で、翌日鳴き声が全く聞けなかった。前日に比べ気温が低かったために餌が採れず鳴かないのではないか。信州大教育学部生態学研究室中村浩志教授の話によると夜に蛾や小さい昆虫を餌として採取している。騒音が無い、周囲が明るくない、巣作りに適した深い原生林にしか生息できないと思われる。

(河)

「逆から聞いてみる」

もう20年近く前だと思いますが、テレビに不思議な歌を歌うおばさんが出演していました(私の記憶が確かなら「笑っていいとも」だったと思います)。おばさんはまるで何かの呪文を唱えているように意味不明な言葉で歌っているのですが、VTRを逆から再生するとちゃんとした日本語の歌に聞こえるのです。そのおばさんは逆さに歌う名人でした。

トマト、新聞紙、竹やぶ焼けた・・・などなど逆から読んでも同じ意味になる単語や文章(回文)はたくさんありますが、それはあくまで文字の並びの話。「トマト」という声を録音して逆再生すると、トマトとは全く違う言葉に聞こえます。

突然ですが、ここで三択クイズです。
今度の土曜、7月7日は七夕ですね! 「織り姫」という声を録音して逆再生すると、どう聞こえるでしょうか?
1. めひりお
2. えみひろ
3. ひこぼし

※答えは一番下の音声ファイルを聴いてくださいね。

ごくフツーの日本語を録音し、逆から聞いてみる・・・。文章が長ければ長いほど何を言っているのかまったくわかりませんが、どこか遠い国の言葉を話しているかのようで、なんとなく楽しい気持ちになります(え?ならない? それはあなたが子供の心を失っているからだと思われます)。逆再生言葉を自在に操れたら、堂々と秘密の話ができるかも!

「織り姫」の逆再生(2秒)

(幸)

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