« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

「象の耳」

秋さん、渉さん、土さんに続き、私も非可聴音の話題を。

先日、テレビで「象の耳が良い」という話題のものを観ました。確かに「耳がダンボ」などという言い回しもありますね。(古いでしょうか!)

象は超低周波をつかって、10キロ以上離れた相手ともコミュニケーションをとるそうです。超低周波とは、人間の聴くことのできる周波数帯(20Hz~2万Hz)よりも低い音です。

ちなみに、象の声は5Hz前後。また象のほかに、クジラも超低周波でコミュニケーションを行うそうです。
コントラバスなど、低音パートを受けもつ楽器も大きいものが多いですね。ソプラノリコーダよりも、アルコリコーダのほうが低い音を出します。

象もクジラも体が大きいので、そういった超低周波を出すことが可能なのです。

では、象が超低周波を「聴く」ことができる秘密とは?
実は「足の裏」で聴いているのです。ゾウの足の裏は非常に繊細にできていて、音を30~40キロ離れたところでもキャッチすることができるそうです。

2004年12月におきたインド洋大津波の際には、象たちは津波を事前に察知し集団で高台に異動するという出来事が話題になりました。

こういった象のコミュニケーションについては、ジョイス・プール博士のケニアにおける長年の研究が有名です。
また、コーネル大学鳥類研究所動物音響研究プログラムのエレファント・リッスニング・プログラムでは、象の鳴き声を「盗み聞き」しながら象の健康状態と頭数の把握を行うべく研究が進んでいます。

象の声:IFAWのページ)

(一)

「かるた名人の耳」

今年のお正月、百人一首を楽しんだ方はいらっしゃいますか?
小さい頃は百人一首で遊ぶのが好きだったのですが(といっても「坊主めくり」ですが)、大人になってからはめっきり手に取る機会がなくなってしまいました。

先日テレビを見ていたら、百人一首の『競技かるた』名人のインタビューを放送していました。そのインタビューで、名人は「読み手の子音を聞き分けて取る」という話をしていました。
私はもうすっかり忘れてしまったのですが、全部暗記している人なら、上の句を聴いて下の句を探して取ります。もう少し上級者になると、上の句の最初の文字を聴いて、下の句をいくつかに絞り込んで探します。
しかし、名人は上の句の最初の文字を読み終えなくても、子音だけで聞き分けて取ることができるそうです。(最初の文字が「み」だったら、最初に「ん」のような音が聞こえるとか)

音声合成による百人一首読み上げ(7秒)

慣れ親しんだ人の顔をじっと見ると、口に出す前に何を言うかなんとなくわかることはありますが、初対面の読み手の子音を聞き分けるというのはすごいですね。目は使えば使うほど悪くなりますが、耳は使えば使うほどよくなるのでしょうか。素朴な疑問です。

(幸)

「身近な超音波商品」

昔からウチの近所は、野良ネコが多く、見なかった日はないくらいです。ネコには縄張りがあるそうですが、我が家の庭も彼らの縄張りらしく、天気の良い日などは堂々と庭を横断して行きます。ウチの庭を歩くのは構わないのですが、そこで用を足していくことが多いので困っています。
聞くところによると、ネコは場所にかなり執着するらしく、一度その場所で用を足す習慣が付くと、なかなか他の場所にいかないそうです。

ネコ避け対策として、何か良い方法はないかと調べてみると、おもしろそうなものを見つけました。商品名の記述は避けますが、それはどのようなものかというと「超音波でネコを撃退する」というものです。撃退といっても、赤外線センサーなどでネコが庭に侵入するのを感知し、ネコが嫌がる音を出して、ネコを寄せ付けないというやさしい装置です。

そもそも、ネコや犬は、人に比べて可聴周波数が広いので、人には聞こえない高い音でも、ネコや犬には、良く聞こえるそうです。

[種別]   [可聴周波数]
人      20Hz ~ 20,000Hz
ネコ、犬  20Hz ~ 50,000Hz
*ネコは60,000Hzとも言われています

その特性を利用して、人の耳には聞こえない超音波でネコにとって不快な音を聞かせ、ネコがその場所を避けるようにすることができるようです。

これは使えるかも!と思い、この商品を購入しようか検討中ですが、気になるのは、この商品の超音波の周波数が具体的に示されていないことです。(企業秘密なんだと思います)

いくつか前のブログ記事に書かれているとおり、通常の人は高い音では17kHz程度までしか聞こえないそうです。ただし、耳の良い人だと20kHz を超える音も聞こえるとのことです。もし、この商品の超音波が人の可聴周波数ぎりぎりの20kHz位だったとすると、耳の良い人には聞こえて苦痛になることなります。また、当然ネコだけではなく犬にも聞こえるわけですから、散歩中の犬もツライ目に遭うのかも知れません。そうなると、この装置を使うと、近所で「あの家の近くを通ると急に耳鳴りがする」「犬と散歩してあの家の前を通ると急に逃げるように走り出す」等のウワサになったりしないかと、要らぬ心配も出てきました。

ネコの被害を避けたいけど、近所に迷惑かけるのも心配で、購入に踏み切れず迷っているところです。

(土)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »