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2009年2月

「方言」

先日、実家の母から久しぶりに電話が掛かってきた。「元気しとっか~。いっちょん連絡してこんけん」(熊本弁です)私も地元に帰ると方言が復活するのですが。。会社では封印ってとこです。(たまに訛ってるようですが)

学生の頃は寮で生活しており、北は北海道、南は沖縄と地方からの寄せ集めになっていろんな方言が飛び交っていたのが懐かしい。関西弁は聞き慣れていて違和感はなかった、東北の人は一生懸命方言を隠そうとするがイントネーションが違いバレバレ。その中でも一番驚いたのが静岡の方言でした。(静岡出身の方スミマセン)

語尾に「ら」えっ?何?最初はわざと言ってるのかと思ったが、どうやら方言と分かったのが2人目の静岡出身者と話して気が付いた。

そんな日本の方言分類としては大きく5つに別けられるようです。
・八丈方言(八丈島、青ヶ島)
・東日本方言(北海道、東北、関東)
・西日本方言(北陸、近畿、中国、雲伯、四国)
・九州方言(豊日、肥筑、薩隅)
・琉球列島(琉球)

最近では特殊方言というものが存在、それは若者言葉いわゆるギャル語、渋谷弁とも言われます。
確立されているのが驚きです。内容は書けませんが、よく考えてあるな~と関心します。

また、初めて知ったのですが、”浜言葉”という方言があるそうです。
主に沿岸地方(漁村、港町)で話される言葉、方言の総称のようです。日本は島国ですからこれもまた地域によって方言があるが、一般的に「漁師言葉」で威勢がいい・荒っぽい・きつい言葉と言われている。

同じ日本ですが、県、地域によって方言があるって面白い。

(直)

「サウンドスケープ」

サウンドスケープという言葉をご存知でしょうか?

Sound(音)と~scape(~の眺め)の複合語で、視覚的な景観(landscape)に対して、音の風景とか聴覚的景観といったことを意味します。

カナダ人音楽家、Murray Schafer氏によって提唱されたもので、「視覚中心の西洋近代文明に対する反省と聴覚文化復権の試み」として活動しています。

サウンドスケープの例として、以下のようなものがあります。
オホーツク海の流氷(北海道)、山寺の蝉(山形県)、琴ヶ浜海岸の鳴き砂(島根県)、卯建の町の水琴窟(岐阜県)、博多祇園山笠のかき山笠(福岡県)等。
環境庁の「残したい日本の音風景100選」より

またサウンドスケープをデザインとして実践されている方も多く、我々の地元横浜でもこのような取り組みがなされています。
日本初のサウンドスケープ橋「西鶴屋橋」
JR横浜駅でも、朝は「小鳥のさえずり」音が流されています。

他にも身近な例として、鉄道の発車音や、商業施設でのBGM、車のドア音やエンジン音の「快音化」等も、サウンドスケープ・デザインです。

元来、日本人は音の情景には敏感で、時節の移り代わりを音で感じてきました。春には鶯、夏には風鈴、秋には虫の声、そして冬には雪の降る中、音の無き音を聴く。子供のときには、夕暮れ時は、鐘の音を合図に家に帰ったように覚えています。

昨今、人々は耳をヘッドホンで塞いで行き来しています。周りの音に耳を澄まし、季節の移ろいに気づく。そんな心の余裕も必要ですよね。

(一)

「言語の獲得 ~まずリズム、つぎに音素~」

ウェルニッケ失語症患者は音素(母音や子音)を弁別して聴き取れないため、意味不明なことば(錯語)をしゃべります。ウェルニッケ失語症のための訓練である全体構造法(*1 JIST法)では、まず音声の300Hz以下の成分だけを聴かせる低周波刺激訓練で、日本語の話しことばが持つリズム・イントネーションを掴ませます。

その後、音声の3000Hz以上と300Hz以下の成分を聴かせる不連続刺激訓練を行います。3000Hz以上の成分を後から聞かせることで、子音等の音素が際立って聴こえるため音素弁別が回復してきます。全体構造法は、現在唯一の効果的なウェルニッケ失語症訓練方法だと思われます。

生まれたばかりの原始的喃語時期(生後1~4ヶ月)の赤ちゃんはまだ調音器官や聴覚が成人程に発達していません。まず原始的喃語をしゃべりながら日本語の話しことばが持つリズム・イントネーションを掴みます。標準的喃語時期(生後5~10ヶ月)に調音器官や聴覚が成長するに従って日本語の音素が掴みとれ、はっきりした話し言葉がしゃべれるようになってきます。

効果的な外国語ヒアリング・発音訓練方法として、クロアチアのザグレブ大学ペタル・グベリナは、言語教育にヴェルボトナル法を提唱し、スヴァグ「Suvag-lingua」(*2 周波数調整機)を使用して外国語の聴き取りや発音教育ができるという多くの論文を出しています。

低い周波数は大変刺激的で、音声の低周波帯域を通してリズム・イントネーションがたやすく聴き取れます。つぎに同じ音声の高周波帯域を通すと、脳は鋭い周波数によって刺激されます。この2つの鈍い刺激と鋭い刺激は、新しい言語のリズム・イントネーションと音素を際立たせながら、調音諸器官に新しい音韻体系の発音を準備させるのです。

さらに発音が聴覚を助けて外国語の音声をよく知覚できるようになると言われています。赤ちゃんの言語獲得と類似の過程を踏まえた、低周波刺激・不連続刺激を用いたウェルニッケ失語症訓練方法(JIST法)は、外国語ヒアリング・発音訓練方法にも効果的と思われます。

当社の失語症リハビリシステム「花鼓Ⅲ」では、全体構造法の低周波刺激・不連続刺激訓練が可能となっており、音声の周波数特性を制御する周波数調整器とマイク付きヘッドセットを使用します。

*1 http://www.jist.org/gakkai1.html
*2 http://www.suvag.hr/hrv/page.php

(河)

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