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音と“その気”

iPhoneを持つようになって、ようやく街中や電車の中で音楽を聞くようになりました。
というのも、今までポータブル・オーディオ・プレイヤーなるものを持っていなかったのです。イヤホンで音楽を聞いていたら、後ろから来る車の音が聞こえず危険では?はたまた、車内アナウンスが聞こえなくて、うっかり降りる駅を過ぎてしまうかも!なんていうのは、本当に取り越し苦労でした。要は、周りの音が聞こえなくなるくらい大音量にしなければいいのです。
最近のマイブームは、周りの音がわりとしっかり聞こえるくらいの小さめの音量で音楽を聞くこと。そうすると、街中の音や電車の走る音、人の声などと音楽が重なり、いつもの風景が少しばかりドラマチックに感じられます。晴れた日に軽やかでリズミカルなボサノヴァなんかを聴きながら通勤していると、わけもなくうきうきします。また、せわしない雑踏の中でも、せつないバラードなんかを聴くと、おセンチな気分になって振り向いてみたり…。
ちなみに、よこなぐりの雨が窓を打ちつける音が、どうしても天ぷらを揚げる音に聴こえ、「かき揚げかな、いやナスだなこの音は」と勝手な想像を膨らませます。我ながら影響されやすいとは思いますが、音によってイメージを喚起させられて“その気”になるということは多分にあるのではないでしょうか。

夏の風鈴もそうですよね。チロリロリンという音を聴くと、少しは涼しいような気になるもの。
そこで、今年は例年よりも早く、風鈴を窓辺に出してみました。気持ちから涼しくなって、なるべく節電を心掛けるつもりです。自分の想像力がどれほどのものか、試す機会にもなりそうです。

(瑠)

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