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2013年7月

先日、息子が「見て~すごいの見つけたよ~」、蝉の幼虫でした。
木に付いていたのを見つけ、どうしても見せたくて持って帰ってきたようです。
自身も久しぶりに見た幼虫でしたが、木に戻してくることを命じました。

しかしよく考えると、今年はまだあの暑苦しい鳴き声を聞いていないような気がします。
もう8月になると言うのに、居ないわけがないと思うのですが。。
蝉は7月下旬~8月中旬が最盛期のようです。これからが本番なのでしょう。
やはり蝉の鳴き声を聞くと、夏本番が来たなっと感じます。

でも、夏休みになり虫取りに精を出す息子には何とかして欲しいもので、虫籠がいくつあっても足りません。。

(直)

本当の協和とは

音楽は良い響きの和音で構成されています。
たとえば「ド・ミ・ソ」の和音は多くの人が聞いたことがあると思いますが、いい響きできれいな和音ですよね。
この和音がなぜいい響きなのかというと、ドの音に対してミとソはそれぞれ長三度と五度という関係であり、音楽理論ではこれらの関係の音で和音を構成するといい響きとなることが説明されているからです。
ではなぜこれらの関係にある音が響きがいいのでしょう?

これらの音がいい響きになることを発見したのはピタゴラスです。
中学で習う「ピタゴラスの定理」で知られる、あのピタゴラスです。
彼は周波数の関係が整数比で表されるような2音が協和することを発見しました。
先ほどの例でいえば、五度の関係が2:3、長三度の関係が4:5となっているため、「ド・ミ・ソ」の周波数比は4:5:6となり、単純な整数比で表されるため、きれいな響きとなります。

しかし、ここには一つ落とし穴があります。
実は、今の普通のピアノで「ド・ミ・ソ」を弾くと、その周波数比は4 : 5.040 : 5.993 となっていて、先ほどの4:5:6とは少しずつずれているのです。
つまり、小さい時から慣れ親しんできた現代のピアノの「ド・ミ・ソ」の音は、ピタゴラスが発見した完全なる協和ではありません。
なぜこのようになってしまったのでしょうか?
このように少しずれている理由は、ピアノを含む現在の楽器はすべて「平均律」という音階で調整されているか らです。
この「平均律」が採用されるまでには、ピタゴラスの時代からの歴史で登場した「ピタゴラス音律」「純正律」などにみられる様々な苦悩がありますが、この話はまたいつか行います。

最後に、現代で一般的な平均律での「ド・ミ・ソ」と、ピタゴラスの「ド・ミ・ソ」の音を示します。
皆さんにはどちらの音が協和して聞こえるでしょうか?

平均律の音 (3秒):

ピタゴラス音律の音 (3秒):

(翔)

日本人の耳

6月中にブラジルで開催されていたコンフェデレーションズカップは、ご覧になりましたでしょうか。テレビを見ていたサッカーファンは気づいたかもしれませんが、日本xイタリア戦で日本チームが現地のサポーターの熱い応援を受けていました。その象徴のひとつは、パスのたびに「オレー」という声援です。

「オレー」という言葉の意味には諸説ありますが、ここで取り上げたいのはその発音です。この言葉はスペイン語とポルトガル語で使われますが、「e」という母音の発音が違います。スペイン語の母音は日本語と同じで、「a」、「i」、「u」、「e」、「o」しかありません。その中、「e」の発音は日本語とほぼ同じです。一方、ポルトガル語の母音は鼻音化母音を除き7つあります。「e」と「o」にそれぞれ2種類(openとclose)あり、「オレー」の「e」は日本語にないタイプの「open」です。
しかし、面白いことに日本人の耳にはその違いがわからず、同じように聞こえてしまいます。それは乳幼児のときに母音の識別能力が脳にプログラムされ、大人になってからそれを変更することが難しいからです。

識別したことのない音を初めて識別・発音しようとすることが外国語を学ぶ難しさであり、楽しさでもあります。発音に関しては口の動きを体の運動に例えて連想するアプローチがありますが、耳で区別できるようになるためにはまた別の方法が研究されています。個人的には、ネイティブスピーカーの発声を録音して何度も聞き、自分の声も録音して比較したりするというオーソドックスな方法が最も有効に見えます。
そうすれば、「オレー」と聞くだけで、レアルマドリッドの応援団なのか、コリンチャンスの応援団なのかわかるようになるのかもしれません。

(桜)

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