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2013年11月

メニューの話

先日、和製英語の話を聞きました。日本人は「メニュー」という言葉の使い方を間違えていて、本来は「選択肢を表示するためのもの」なのに、献立そのもののことを「メニュー」と呼んでいる人が多いなどと、あるアメリカ人が言っていました。

ところで、「メニュー」という言葉はそもそも英語ではなく、フランス語なのに、英語圏の人はその意味を説明するのにふさわしいか、少々疑問に思います。それを聞いて、言葉というものは使っていくうちに我が物のように思えてくるものだなと感じました。

そういえば、フランス料理の普及とともに「Menu」という「献立表」が世界中で使われるようになったとき、各国でウ・ウムラウトの発音が「ユー」や「ウ」に変わっていきましたが、それを聞いて違和感を覚えた人は多かったはずです。「こうだよ」と、唇を尖がらせて説明しようとするフランス人の姿を想像してしまいます。ただし、更にさかのぼるとラテン語がフランス語やイタリア語等に変化していたときも、同じようなことが起きたのでしょう。

ということで、日本人は「メニュー」の意味や発音を自由に選んでも良いような気がしてきました。ただし、いつも選ぶだけではなく、メニューにない新しいものを創造することも大事だということを忘れてはいけませんね。

(桜)

出場国決定!ブラジルの言葉を身につけよう

来年のブラジルW杯の出場国が、いよいよすべて決定しました。12月には組合せ抽選が実施され、本番に向けた盛り上がりは高まるばかりです。

ところで、開催国ブラジルの言葉をご存知ですか?
ブラジルの公用語は、ポルトガル語です。本国ポルトガルとの違いもあるため、「ブラジル・ポルトガル語」とも呼ばれます。
来年の本番に向けて、現地の言葉を応援やコミュニケーションに使ったり、熱気を共有したいですね。

使えるフレーズを身につけるのに、以下のiPhoneアプリをぜひ使ってみましょう。
ブラジル・ポルトガル語発音レッスン「papagaio(パパガイオ)」
http://itunes.apple.com/jp/app/id725418528&mt=8

パソコンでも、同じ機能を利用できます。
http://www.animo.co.jp/service/pron/

パパガイオは、ブラジルのオウム。カラフルでかわいいデザインです。
これから次々にフレーズが追加されていきます。
言葉を覚えて、ブラジルらしく熱く応援していきましょう!

(才)

歓声とため息

11月3日に、プロ野球の楽天が創立9年目にして日本シリーズ初優勝を成し遂げ、東北中、日本中が歓声に包まれました。
歓声は応援されている人、野球の場合は選手たちに力を与えますが、その逆のため息はどうでしょう?もし楽天があの試合で負けていたら、きっと多くのため息が日本中を包んだのではないでしょうか。

つい最近、テニスのクルム伊達公子選手が日本での試合中、「日本はため息ばっかり!」と苛立ちを見せた一幕がありました。これは伊達選手が良い所でミスをした時に、応援するファンの口からこぼれたため息について言及したものでした。
多くのプロテニス選手は、1年のほとんどを海外で過ごします。伊達選手は今回、「海外でミスをした時の周りの反応は"Oh"で、日本人の"あぁ~..."とか"はぁ~..."ほどネガティブな意味を持たない」と指摘したんだとか。

このため息、応援するファンとしては出てしまうのも無理はないと言いたい所。
しかし実際にとあるテレビの実験で、人間はため息を聞いた時にストレスを感じたり、集中力が落ちたりする反応が、脳の動きから出たそうです。
「ため息を吐くと幸せが逃げる」なんてよく言いますが、これは案外科学的にも間違いではないのかもしれません。

宇宙飛行士の若田光一さんが、日本人初のISS国際宇宙ステーションの船長としての任務を全うするために、宇宙に飛び立ちましたが、その時日本で上がった歓声のように、人々に元気を与える"音"を出せる人でありたいと思います。

(路)

海釣りデビュー

最近、友人を誘って海釣りデビューを果たしました。昔からブラックバスという淡水魚の釣りは何度か経験しておりましたが、海釣りの経験は記憶にある限りは2回くらいだったと思います。

釣りの醍醐味と言えば、魚との駆け引きや、自分で釣り上げた新鮮な魚を食べる事ができる!という方がほとんどだと思いますが、その他にも色々とあります。例えば、釣りをしている雰囲気を楽しみたい、じっくりと一人の時間に没頭したい、海を眺めていたい、などでしょうか。
私は、あまり食べる方には興味は無く、雰囲気を味わう方が好きです。釣りをしている最中の防波堤に当たる波の音、通り過ぎる船の汽笛の音、空を飛ぶ飛行機の音、「釣れたー!!」と歓喜する人の声。平日のオフィスワークでは決して味わう事のできない経験を、五感を使ってからだ全体で味わう事ができます。

あいにく、海釣りデビュー初日は台風接近の悪天候となってしまい、強風の中で色々と頑張ってみましたが、1匹も釣る事ができずに惨敗でした。せめて、サバの一匹でも釣って持って帰りたかったのですが。次回はきっと釣り上げてみたいと意気込んでおります。

横浜フィッシングピアーズ(本牧)

(理)

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