« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »

2015年2月

世界で最も大きな音

ギネス記録に載っている「世界で最も大きな音」は、1883年のインドネシアのクラカタウ火山が大噴火した時の音だそうです。
その時の音は、約5,000km離れたインド洋に浮かぶロドリゲス島まで届き、人間が遠く離れた場所で発生した音を直接耳で聞いた最長距離記録。5,000kmというと、日本列島は3,000kmと言っているので、その約2倍の距離から音が聞こえるくらい大きかったということ。そんな音の傍にはいたくないもの。その前に噴火で逃げた方が良いですが。

人の耳で聞える最も大きな音は、音圧レベルで120dB(デシベル)くらい。これはロックコンサートの音レベル。これよりも大きな音は、140dBのジェット機のエンジンの音。ここまでくるとぎりぎり耳が痛くなるくらいの音。耳の鼓膜が破れるのは、音圧レベル170dBなんだそうです。
このクラカタウ火山の大噴火の音は、きっと170dBを超えていたのでしょう。

最近の日本は、御嶽山の噴火、小笠原の新島、桜島の噴火となんだか活発不穏です。大きな音は、日頃の耳の痛い話だけにして、物理的な大音響は経験したくないものです。

(鈴)

畳語

最近、巷の会話で「過去形の質問=~でよろしかったでしょうか?」とともに、特に気になる言葉がある。それは「ほぼほぼ」。意味は勿論理解できるのだが、昔はこんな言い方はなかった、いつ頃から出てきた?と、気になって仕方がない。これも年を取った証拠だろうか…。

『畳語(じょうご)とは、単語またはその一部をなす形態素などの単位を反復して作られた単語をいい、合成語の一種である。畳語を形成することを重畳(ちょうじょう)または重複ともいう。 畳語は次のような、主として俗語的表現に世界的に用いられる:

  • 幼児語(「おめめ」)や、それに類する愛称(「タンタン」)など。
  • オノマトペア(「ガタガタ」)
  • ある単語を強調するため(「とってもとっても」)

しかし言語によっては、これ以外のいろいろな文法的機能を発揮するために畳語が用いられる。』 【Wikipedia】

日本語として「人々」とか「国々」などのように同じ言葉を二回続けた語については、普段使いもするし、昔から存在することも知っていたわけであるが、畳語(じょうご)という名称があることを知ったのは、実はつい最近のこと。
上記2例はどちらも、複数あることを意味するが、その他にも「時々」や「返す返す」などの副詞的用法、「騒々しい」「白々しい」など形容詞の語根、「とてもとても」などの強調など様々な機能をもつほか、「めめ」「てて」などの幼児語にもなるという。そして、この用法が最も多く見られるのが、日本語に豊富な「オノマトペア(擬音語、擬態語)」の中ということらしい。

筆者は10年近いマレーシア滞在中に、意識することなくこの畳語を日常的に使用していたことになる。マレーシア語(インドネシア語)の特徴として、繰り返して発音する単語が非常に多いからである。これによって複数形を意味したり、関連した別の意味を持ったりすることになる。 例えば、人「オラン orang」は、orang-orangにすると「人々」に。道路標識で目にする「ジャランjalan = 通り」はjalan-jalanになると「散歩、ぶらぶら歩き」、「キラkira = 数える 」はkira-kira で「およそ」になり、「マタ mata = 目」はmata-mataで「警察」の意味といった具合。皆さん、現地で「テレマカシ terima kasih = ありがとう」と言われた時には、 「サマサマ sama-sama = どういたしまして」と返してあげましょう。

その他言語では、中国語も擬音語・擬態語に畳語が多いが、現在のヨーロッパ言語は、ほぼ俗語的表現に限られていて、英語などのオノマトペアには、母音を変えた「アプラウト的畳語」(Zigzag、Flip-flop、Cling-clangなど)というものが多いらしい。言語により若干違いはあろうが、人々が畳語から受ける印象というものはグローバルに大差がないような気がして、大変興味深い。

(模)

« 2015年1月 | トップページ | 2015年3月 »