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2015年5月

北の国から

ゴールデンウィークに北海道へ行き、2日目に富良野観光をしました。富良野といえばラベンダー畑が有名ですが、見頃は6月後半からですので、ドラマ「北の国から」のロケ地などを見てきました。

私にとって「北の国から」は、家族や近所の人との関わりがわざとらしく濃く描かれているように感じるドラマで、あまり好きではなかったのですが、実際に田中邦衛演じる黒板五郎の家がある地域を見て、少し印象が変わりました。

五郎が暮らしていた地域は、富良野の市街地から十数キロ離れており、近隣には店はもちろん他の家さえもなく「クマ出没注意」という看板のあるところでした。ゴールデンウィークは富良野のハイシーズンではなかったため、訪れる観光客も多くはなく、パチパチという枯草を踏みしめる音、ざわざわと草木が風に揺らめく音、さらさらと流れる布部川のせせらぎ…、そんな自然の奏でる音がよく聞こえる場所でした。

私は普段テレビや電話、自動車の音など、機械の音に囲まれ、それらにばかり注意を払って暮らしていて、今回富良野で聞いたような、当たり前に存在する音をすっかり忘れてしまっていたことに気付かされました。
五郎の家がある場所はとても静かで、家には家電も最小限しかありません。そこで暮らしていたら人とのかかわり合いは自然と濃くなり、誇張でもなんでもなく「北の国から」があのようなストーリーになるのだな、と思いました。日本版の「大草原の小さな家」みたいなものですね。

都会にいるとキャンプに行ったり有機野菜を食べたりして「自然に親しんだ」という気になりますが、常に自然と共に生きている人は、“親しむ”なんて考えないのだろうなぁ…としみじみ思った一日でした。

ふらの観光協会公式サイト「ふらのindex」TVドラマ・映画のロケ地を巡る

(幸)

花火の音

日々過ごしやすくなりました。BBQ等、屋外でのイベントも増えてきて、何かと楽しい事が多い季節です。
晴れていて暖かい日は特に何もなくても外に出たくなるものですが、こういった時期は長くなく、すぐに蒸し暑い夏がきて、また出不精になってしまいます。

夏の音といえば、私が最初に思い出すのは打ち上げ花火の音です。
子供の頃から花火は好きで、「ヒュ~~~、ドーン」という音を聞くと、大人になった今でもわくわくします。

この花火がはじける前の「ヒュ~~~」という音、花火玉に取り付けられた「笛」の音なんだそうです。
「笛」とは昇り曲導(※)と呼ばれるものの一種で、音とともに銀色に発光する物は「銀笛」と呼ばれるそうです。

あえてつけられた効果音という事なら、他の音でもよさそうですが、今も変わらずに残り続けている「ヒュ~~~」という音には、見る側に花火が開花する前の大きな期待感を感じさせてくれる何かがありそうです。

※昇り曲導(のぼりきょくどう):花火玉本体に取り付けられた付加物で、開花するまでの上昇中に小花を開かせたり、音を出したりという変化をみせるための部品の事

(亮)

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