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2015年9月

音に対する反応

「大きな音を聞いたらその方向を見る」、「不快な音を聞いたら体がゾクゾクする」など、人間は音に対して様々な反応をします。
赤ちゃんもそれは一緒なのですが、特に生まれたばかりの赤ちゃんのみが見せる反応があります。
首がすわるころまでの赤ちゃんは、大きな音を聞いて驚くと、両手をバッとあげるようなしぐさをします。
これは「モロー反射」と呼ばれる反射で、人間の原始反応のひとつです。
産まれたばかりの赤ちゃんは弱いので、危険を感じると誰かに抱き着いて守ってもらおうとするためにある反応、と言われているようです。大きな音以外にも、急に体を落とされても出るようです。
下の動画では、この方法でモロー反射を確認しています。

モロー反射

私の子供も、カーテンをシャッと引く音に驚いてよくモロー反射をしていましたが、首がすわるころにはなくなっていました。
赤ちゃんは高い音に敏感なようで、低い音については大きい音でも驚きませんが、カーテンの音のような高い音は少しの音でもかなり反応します。
産まれて数か月までの赤ちゃんを見ることがあれば、モロー反射を観察すると面白いかもしれません。
しかし、モロー反射がでるときには赤ちゃんは怖がっているようなので、あまり遊びすぎないようにしましょう。

(翔)

魚の鳴き声

お盆に旅行に行った際、海釣りをしてきました。
ムロアジなどが釣れましたが、それに混じって見慣れない魚が釣れました。一見カワハギの仲間かと思いましたが、腹部やヒレが鮮やかな青色で、特徴的だったのが「ギュッギュ」と音を発することでした。不気味だったので、リリースしてしまいました。後で調べたところ、フグの一種で「キタマクラ」という魚でした。皮膚や内臓に毒があり、食べると北枕に寝かされるというのが名前の由来だそうです。

調べてみると音を発する魚は結構いて、フグ、グチ(イシモチ)、ホウボウなどが音を発するようです。また、これらの魚は、その名前にも音が関係しているようです。

フグ:豚のような鳴き声を発するので、漢字で「河豚」と書く。
グチ:鳴き声が愚痴を言っているようなので「グチ」。
ホウボウ:鳴き声がホウボウと聞こえるので、ホウボウ。(方々歩くからなど他説有)

音の発生源は、「浮き袋を振動させる」、「歯を擦り合わせる」などいくつかの種類があるようです。

キタマクラ

(光)

サウンドスケープ

最近、「サウンドスケープ」という言葉をよく耳にしますが、どういう意味なのでしょうか。Wikipediaによると、「音の風景」のことだそうです。「ランドスケープ」の「ランド」を「サウンド」に置き換えたものです。要するに、「音環境」のことです。
「風景」である以上、ある「場所」に直結しています。風景は他の場所へ持っていくことができず、そこだけのものです。風景を見ればその場所のことを思い出し、その場所のことを考えれば自然にその風景が思い浮かびます。 そのため、サウンドスケープは「音」と「場所」を結びつける概念です。

最近、海外に出かける機会がありました。行先は南半球最大の都市、サンパウロです。数か月の間に複数回同じ場所に行くことになったため、その場所の音環境を次第に記憶し、普段生活している日本のサウンドスケープとの対比を面白く感じました。
大都会の音はどこへ行っても変わらないように思いますが、騒音の中にさりげなく流れる自然や人間による音は、自分がいる場所を思いださせてくれます。サンパウロにしか耳にしない音、日本でしか聞けない音、地球の両側にあっても種類が微妙に異なる音など、様々なパターンがあります。
サンパウロ独特の音といえば、パトカーや救急車の近未来的なサイレン、笛を吹きながら巡回するバイクパトロール。日本でしか聞けない音は、カラスの鳴き声、小学校の憂鬱そうな夕焼け小焼け、そしてトラックが高い女性の声で発する「左に曲がります」。
また、微妙に違うのは町のざわめきです。大勢の人が同時に話しているとき、内容はいずれも聞き取れないのですが、それぞれの言語の特徴が独特の効果を編み出します。
そう思いながら、様々な音風景に聞き入り、その特徴やニュアンスの違いを知りたくなります。音は波となって流れ去るため、一瞬の鼓動も聞き逃したくないものですね。

(桜)

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