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2016年11月

ボブ・ディランと非整数次倍音

洋楽に詳しくない私でも、ボブ・ディランの「風に吹かれて」のサビくらいは知っています。
たぶん村上春樹の小説か浦上直樹の漫画で、あの魅力的な嗄れ声(ダミ声)の持ち主のことをボブ・ディランと認識するようになったと思います。

「ダミ声」。漢字で書くと「濁声」「訛声」。
ダミ声の好き・嫌いは主観的なものですが、一般的にはあまり良いイメージは無いようです。
ダミ声は、喉をしっかり開かず、喋ったり歌ったりすることで声が擦れたり、タバコや飲酒等で喉が荒れたり、声道にできたポリープが原因となることもあるようです。

ダミ声を治すためにというボイストレーニング等もありますが、その特徴的な声を売りにしたタレントや歌手の方も、多くいらっしゃいます。
北野武、明石家さんま等の人気芸人、歌手の森進一、木村充揮(天使のだみ声)などなど。

ダミ声には、非整数次倍音が含まれています。

  • 倍音:基本となる音の周波数の倍の周波数を持つ音
  • 整数次倍音:その倍音が整数値で表現できるもの。オーボエやクラリネット等
  • 非整数次倍音:不規則で整数表現できないもの。尺八や雨や風の音、川のせせらぎ、虫の鳴き声など自然の音 等
整数次倍音の声は、きれいで透き通ったを出すオペラ歌手などに代表される、荘厳でカリスマ性を感じさせる声。
非整数次倍音の声(=ダミ声)は、親密性や情緒性に富み、やさしい印象を与える。
ダミ声は、直接感性にうったえることが得意なようです。

ノーベル文学賞受賞について、ボブ・ディランは2016/11/25現在、メディアには直接登場せず、12月の授賞式も欠席するとのこと。
欠席した場合は、6ヶ月以内に講演をする義務があるそうですが、このダミ声で何を語るのでしょう?
あるいは、さらなる予想外の行動があるのか。
いずれにせよ、偉大な先駆者らしいと思います。

(一)

酉の市

11月の酉の日に各地の「おおとり神社」で行われる、酉の市。
おおとり神社は商売繁盛・開運の神様を祀っており、縁起物の熊手を買いに来る人たちで賑わいます。今年は11日が「一の酉」、23日が「二の酉」。年によっては三の酉まであります。
コートが必要となった寒い11月の夜、酉の市を見て、ああそろそろ年の瀬が近いんだと実感がわき始めます。

神社へのお参りの列に並ぶと、その横にたくさんの夜店。その明かりに照らされた人々のお喋りや、神社のお囃子、そして熊手商の呼び込みの声などが響きあって渾然となり、とても心地よく感じられます。非日常的なひとときです。

酉の市のメインである熊手には様々なデザインがあり、見て回るのも楽しみのひとつ。
そこそこ値段のはるものを買うと、手渡された後、熊手屋さんがお決まりの手締めを披露してくれます。
威勢の良い大きな声で「家内安全、商売繁盛!」そして賑やかな手締め(手拍子)となります。華やかで心躍る瞬間で、寒さも吹き飛びます。

手締めとお囃子の音声(クリックで再生)

(津)

マラソン応援のススメ

10月後半あたりになってやっと暑さもおさまってきました。
それと同時に、マラソンシーズンの幕開けです!
ここ最近は市民参加の都市型フルマラソンの大会も増えてきました。
全国の主要都市だけでも、10月に大阪、11月に神戸と福岡、2月には日本最大規模の東京マラソンが開催されます。

かくいう私も市民ランナーとして、10月に金沢市で開催された金沢マラソンに参加してきました。
タイムは平凡なものでしたが、沿道の応援の多さに驚くとともに非常に励まされました。
「30kmからが本当のマラソン」と言われるように、30kmからの踏ん張りが結果・タイムに大きく影響します。
そんな苦しいときに、沿道からの声援があるのとないとでは、気持ち的にも全然変わってきます。
「お兄ちゃん頑張って!」「行ける行ける!」「あと○kmだよ、頑張って!」
ありがとうございます!と返したり、ハイタッチに応じていると、止まりかけそうになった足が自然とまた動き出すんですね。
掛け声・声援の力、応援の力に後押しされているんだと実感する瞬間です。

そして、金沢マラソンを走った1週間後に大阪マラソンがありました。
今度は自分が沿道からランナーに力を与える番だとばかりに、沿道応援に行ってきました。
コース沿いに地下鉄で移動しながら数ヶ所を回りましたが、最終的にたどり着いたのは33km地点でした。
ランナーが一番苦しい場所。
自分が走ってる時に掛けてもらって嬉しかった言葉、前向きになれた言葉を使い、ランナーを励まします。
「ナイスラン!」「いいペースですよー!」「まだまだ行ける、足動いてる、大丈夫!」

沿道からのランナーへの声援は、結構しっかり聞こえてます。
もしお近くでマラソン大会などが開催されていたら、ぜひランナーに声で元気をあげてください。
掛け声・声援の力、思っている以上に力になります!

(将)

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