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2020年10月

重用

皆さんは「重用」を何と読まれますでしょうか?
この読みについて、先日、若手アナウンサーがニュースで「ジューヨー」と読み、ベテランアナウンサーから「チョーヨー」であると注意を受ける場面があったようです。
しかし正しくは「ジューヨー」であり、後でベテランアナウンサーが謝罪、訂正したとの事。

恥ずかしながら、私もずっと「チョーヨー」と思っていました。

NHK日本語発音アクセント辞典によると、本来「ジューヨー」と読んでいたものですが「重要」との混同を避けるため、または同じ「重」を用いた「重宝」などの読みに引きずられ、「チョーヨー」と読む人が増えたようです。
1998年にNHKが行った調査でも、8割の方が「チョーヨー」と読んでいたとの事。
このことから、放送で従来認めていた「ジューヨー」に加え、「チョーヨー」も許されるようになりました。

放送用語委員会(第1195回-1999年2月12日)の決定では「放送では、文脈に応じて分かりやすい表現を工夫するのが望ましい。ただし、 引用などで文字どおり読む必要が生じた場合は、1.ジューヨー 2. チョーヨーとする」こと。

「耳で聞いてわかりやすい表現」として、「重要」との誤解をさけるため「チョーヨー」とよむのも、適当なのではないかと考えられます。

ちなみに、
・「じゅう」と読むときは「重い」     例:重量、重圧、体重、
・「ちょう」と読むときは「重ねる・大切」 例:重複、貴重、慎重
などの意味があるようです。

弊社の音声合成ソフト「FineSpeech」は、NHK日本語発音アクセント辞典をもとに開発されています。
重用と入力すると、ちゃんと「ジューヨー」と読みました。
改めて自分の認識不足を、重ねて感じた次第です。

(一)

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